株式会社山翠舎 代表取締役社長 山上浩明氏
当社は、長野県をルーツとし、祖父の建具屋、父の工務店の事業から誕生した創業86年の店舗・住宅の設計施工会社です。1980年代から東京に進出し、年間約300件におよぶ古材を使った店舗や住宅の設計施工を手掛けています。
当社が中心に置く、「古木®(古材)」の魅力を通じて、古木だからこそ実現できる魅力を飲食店等の店舗設計に活かす、また古木だからこそのサステナビリティに配慮した活動、更に、社会問題化する空き家問題についても古くから利用された古木としての付加価値を見出すことで廃棄対象の古材を再活用できる、というように、様々な古木の魅力・活用を世の中に発信していっています。幸い、その取り組みが認められ、ここ数年は「グッドデザイン賞(2019年)」「ウッドデザイン賞 ソーシャルデザイン部門(2019年)」「EYアントレプレナー・オブ・ザー・イヤー2018」「信州ブランドアワード2017 企業・事業ブランド部門賞(2017年)」などを授賞させていただきました。
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私が参加した飲食業向けのセミナーで石崎先生がご講演をされているところでお会いしたのがきっかけでした。
当社では、デザイン・設計・施工を手掛けたお客様をkoboku倶楽部として、継続的な事業サポートを行う体制を構築しております
飲食業のお客様は、やはり日々様々なトラブルに見舞われることが多いと耳にする中で、施工に関わらせていただいた当社として何かできることはないかなと思ったときに、「気軽に相談できる弁護士の存在があったら良いのではないか」、というのが着想でした。
ですので、現在は、koboku倶楽部のメンバーの皆様からのご相談を、石崎先生にお受けいただいている、という状況になります。
過去、複数の弁護士に案件を依頼したことがあります。
その時に感じたストレスとして、弁護士にまず飲食業界における専門用語や業界慣例、手続きの流れなどを一つ一つ説明するところまでが、そもそも大きな労力であった、ということです。
弁護士に相談する時というのは、目の前の問題をどうにかしたいと思っているわけですから、できるだけ即時に、短い時間で、問題を解決できることを求めています。
他方で、状況を説明するために、例えば「引き渡し」であるとか、業界の言葉や前提の話しをして、そうした前提を理解してもらうところまでで、はい相談料、というようなことを言ってくる(言わなくても、そういった感覚を持っている)弁護士もいらっしゃるわけです。
こちらからすると、、何も解決されていない、こちらの負担が減っていない、何も進んでいないのにな、と感じることは多々ありました。実際、1時間お話して、なんとなくこうした方が良い、というようなことを言われて、実際に動くのはこちら、ということがよくありました。
その点、石崎先生では、まず業界のことはよくよくご理解されていますから、すぐに本題に入っていけます。こちらのストレスもなく、問題の本質の話にすぐに移っていけるんですよね。
更に、石崎先生は、現場で実働してくれる弁護士です。
ただ机の上で現状把握のために話しを聞いて終わり、ではなく、その場でできるだけの解決を実現されようとします。30分話しを聞いたら、残りの30分でもう動いてしまいましょう、解決していきましょう、といった具合です。書類を作成されたり、その場で関係者に電話してくれたり、電話で交渉したり・・・。
関連して、フットワークが軽いのも、他の弁護士と違ってお付合いしやすい理由です。ちょっとご連絡すると、すぐに「行きましょうか」と声をかけてくれます。そもそも事務所での対面での打合せを前提とせず、顧問弁護士だからこそ電話でのご相談などにも気軽に応じてくださいます。
特に、当社の場合は、我々自身だけではなく、更に先のお客様のご相談対応をいただくことがメインの顧問契約である分、大切なお客様のご要望にしっかりと応えていただける方かどうか、人として信頼できる方でないとそこまでお任せできない、という感覚ですから、フットワークの軽さや、偉そうでないといった人間性みたいなところも、非常に重要だと考えていますね。
最後に、やはり石崎先生をお薦めするポイントとしては、石崎先生の人柄だと思います。
以前、当社が手掛けた飲食業のお客様がドタキャンされた費用の回収に困っていた時も、ご連絡したら即座に対応して頂けました。実は、キャンセル料の回収というのも、弁護士の目線からすれば必ずしも大きな報酬になる案件ではなかったりします。そうした案件でも、そもそも、石崎先生が外食業がもっと報われるべき、というお考えから、キャンセル客に対して裁判を提起し料金を支払わせたる判決を日本で初めて獲得したということもあるように、
事件ではないわけですが、石崎先生は一生懸命対応してくださいます。弱きを助ける、ではないですが、その心意気や姿勢に弁護士として、という以上に、人としてお付きあいしたいと思わせるところがあります。
山上 浩明
株式会社山翠舎
https://sansui-sha.co.jp/